ReTweet が嫌いな人が嫌っている理由を考えた

 引用する内容がどんなものであっても ReTweet (以下 RT )自体が嫌いという人が最近散見されていて、それは古参に集中してるイメージが自分の中にある。

 昔から twitter やってる人だからこその理由を推察してみるに、おそらく、単一のつぶやきの中にふたり以上の人間のつぶやきが混在していることに嫌悪感を感じているのではないか。タイムラインに流れるつぶやきの内容はすべてその発言者に依るもの、全ての文字がキーをタイプして打ち込まれたつぶやきであると考えたら、その発言者以外の発言を含む RT はたちまち不純物を含むものに見えるのだろう。最近増えてきた tumblrfriendfeed などのフィード流しも post の無機質さではこれと同様か。今や twitter は情報のストリームにもなり得て便利なんだよってことを体感していないんでしょうね。または必要としていない。

 まあ、 followers のニーズに応えながら twitter に投稿する必要性なんて全く無いので気楽に RT したりフィード流ししたりすればいいと思います。ところで、他人の post 内容にケチをつけるような愚痴って、かつての「他人のタイムラインを考慮しろ」と似ていますね。

追記

 色々な方のブックマークコメントから RT に対する様々な意見、視点を知ることが出来ましたのでまとめさせていただきます。

見たくないものが RT によりタイムライン上で可視化される問題

下品だからフォローしてないのに、そのつぶやきが入るのがウザイだけ。
http://b.hatena.ne.jp/t4nch0/20090923#bookmark-16210439

「うざくてblockした奴の発言がRTで流れてきたうざい」「つまらない奴がつまらないRTやるからRT自体悪印象」「内輪ネタなら@でやれば見えないのにRTで流すな死ね」など。
http://b.hatena.ne.jp/wideangle/20090923#bookmark-16210439

 これは確かにあるかもしれません。不快感をおぼえたからという理由で remove または block したユーザの発言が RT で流れてきて、しかもその人の発言節が un-follow することを決意した時と同じであるならイラッとくるかも。臭いものを閉じた蓋が開けられた問題とも。

 快適なタイムラインを組み立てることと RT って相性が悪い場合もあるんですね。そんな RT をするような人のフォローも切ってしまうか、という選択肢を汲んでくれたのがこのコメント。

「removeすれば良い」の万能さは凄い
http://b.hatena.ne.jp/otsune/20090924#bookmark-16210439

 さらに、クライアントを利用している人には NG 機能も推奨される。

たしかに嫌いなやつのtweetがRTで目に入ると非常に気分悪い。ただそれNGワードに指定すれば見なくてすむのではないか。ただ改変RTは何らかの信頼関係が成り立っている同士でないとトラブル招くだろうとは思う。
http://b.hatena.ne.jp/y_arim/20090924#bookmark-16210439

使っているクライアントがしょぼいから。RTと地の文の区別をつけたり、NGワード指定で排除できるだけでずいぶん違う。twitterは緩い分どんどん絞りをかけなきゃ無駄だらけ。分かってない人が多すぎ。
http://b.hatena.ne.jp/ungm/20090924#bookmark-16210439

 Permalink だけ貼るのも蓋を開けないという点では有効かも。 URI の ID で発言主がわかるので内容を見たくない人は回避できるし。( twitterPermalink は決して三点リーダで短縮されたりしない)

個人的にはPermalinkが失われるのが嫌派なので、末尾に短縮URLでもあればいいのだけど。
http://b.hatena.ne.jp/rikuo/20090924#bookmark-16210439

リプライでいいものを RT で会話するのってどうなの問題

それ@でよくね みたいなことはよく思います。
http://b.hatena.ne.jp/isshoku/20090923#bookmark-16210439

自分がRT多用するのはリアルタイムに反応出来ない事が多いから。RT先の人に「何の発言に対する発言なのか」を明確にしたいから
http://b.hatena.ne.jp/ululun/20090924#bookmark-16210439

 @ululun さんは、タイムラインで見かけると他人のつぶやきへの返信に RT を用いられることが多いような気がしましたがこういう理由でしたか。

 「何の発言に対する発言なのか」は、ブラウザから見れば post の使用クライアント情報の隣に返信先の Permalink へのリンクがあるのでわかるのですが、 1. 会話にタイムラグがある 2. 会話ツリー表示機能がないクライアントを使用している 場合は RT に頼る会話の方が本人たちには都合が良かったりするのでしょう。

 自分は RT を用いた会話が全て害であるとはとても思えません。例えば、自分と同じ趣味の following の人の following (言うなれば、友達のまた友達)との会話が RT で流れてきたりしたらそれが興味のあるユーザの観測範囲を増やすきっかけになるかもしれない。多くの人が twitter 初心者の頃にやったであろう、フォローしているユーザのタイムラインを眺めてその人が会話している人をさらにフォローするという行為が受動的になった。

ユーザ層の肥大化

顔も見たことがない人間のRTに憎悪を抱けるほどTwitterが成熟してきたってことですよねー。
http://b.hatena.ne.jp/bigburn/20090924#bookmark-16210439

twitterの一般化ですね、わかります。まあわからなくもない…
http://b.hatena.ne.jp/cloverleaf24/20090924#bookmark-16210439

 ユーザが増えればそれだけシステムの見方が多くなりいざこざが起きるってことでよろしいでしょうか? うむ、それなら twitter は成功したサービスだ。