サガフロンティア アセルス編クリア

 プロローグからのジーナの語りといい世界観といい随分レッドやT260G編とは毛色が違って耽美な感じ。シナリオ書いてる人は主人公ごとに違うのだろうか、とか疑問を浮かばせながらオープニングイベントをこなしていった。白薔薇が仲間に加わった後に購入出来るようになる品々は幻魔のみを購入。しかしまあ、機会が最序盤だけで逃すと二度と入手できなくなるライフと取引で手に入る最強の剣というのもかなりぶっ飛んてる感じ、SaGaだからなせる業か。序章一連のシナリオはずっと暗い画面なので目が辛い。あとオルロワージュの揺れる髪、もみあげ?の部分が気になってしょうがなかった。今回もなるべく戦闘回数増やさずにボスのHPを低いままにしたいので敵シンボルを必死にスルーし続けて、第一戦目はオウミ地下のデビルテンタクラー。これ、メサルティムがふたつも水無効の装備を独占してることに気付かないと絶対に勝てないよね。

 アセルスの実家はシュライクにあって事故もここで起きたという。ここがレッド編でのあの会話と繋がっているのね。何も準備せずに実家に帰るとフルボッコされたので各地でとりあえずすぐ仲間になる面子を集める。エミリア(跳弾)、リュート(サンダー引換券)、サンダー、ルージュを仲間に加え、(リュートを除く5人で)生科研で少しだけ鍛えて炎の従騎士との戦闘。2人連携が頻発したのですぐ倒せた。このゲーム、炎とか電気とかで攻撃しても相手にそれに対する耐性が出来ちゃうからあまり有用じゃない気がする。

 本筋のストーリーの進め方がわからないものだから、とりあえずサブイベントをやろうと。ルーンと秘術集めを最初の内にこなしていくと随所で現れる針の城からの追手、ああ、サブイベントをある程度こなしたり、特定の地点を通過したりすると追手との戦いになって、倒していけばストーリーが進むのね、とアセルス編の進め方を理解……した頃に現れたのは闇の迷宮。ワカツの剣のカードを取りに行ってた時に発生したから驚いた。迷宮自体は簡単に抜けられたけど、代償のあまりの大きなこと…… 闇の迷宮の後、仲間が復帰するとパーティメンバー15人枠がすべて埋まった。この後に朱雀の山へ行った時ヒューズを仲間にしたけどメニュー画面外。16人目以降は仲間には入っているけど装備変更や戦闘参加が出来ない仕様なのね。

 最終的に妖魔の育て方、そしてその強さがわかってからメサルティムとイルドゥンをスタメンで起用するようになった。吸収したモンスターは、メサルティムがグリフォン朱雀朱雀、イルドゥンが朱雀朱雀朱雀とお手ごろで強力な編成。妖魔のタイガーランページはロボと比べるとさすがに見劣りする。まあロボは簡単に筋力99行くしね… アセルス編自体ロボが一切参戦しないようだから、レッド編やT260G編を遊んだ後だとパーティ全体の火力を見てこんなんでいいのか、と疑いつつも最終局面へ。

 冒頭のイベントから小物臭しかしなかったセアトとの戦い、BGMが ♪Battle #5(=メタルブラック戦BGM) とか明らかに選曲間違ってるだろと思っていると、ここで4連携が完成出来たので瞬殺。一方で金獅子は本当に ♪Battle #3 が似合う。ストーリー中盤で戦った方ほど苦戦せず倒すことが出来た。その後ろに居たラスタバンは冥帝の鎧だけをアセルスにくれて戦闘にはならなかった。装備や技能を整えて、何か忘れている気がしながらオルロワージュとの最終決戦へ。3人の籠姫を召喚して攻撃を任せるといういかにも魅惑の王らしい戦い方だがお前も働けよ。味方の妖魔勢はWPが少ないからすぐにガス欠するのが辛かった。朱雀のお陰で知力がかなり高くなっているのに何故攻撃術をセットしておかなかったのだろう… 3人の籠姫による同時攻撃はジェノサイドハートのカーネイジ並みの威力だしかなりの頻度で来るから一瞬で壊滅状態に。結局HPが600を超えているアセルスとエミリアのみが生き残り、サラマンダーの威力にビクビクしながらも幻魔跳弾が決まったところでオルロワージュ撃破。アセルスや補欠のゲン辺りが逆風の太刀を閃いていればもう少し燃費面が楽になったのだろうけど、残念ながら今回のプレイでは誰も閃かなかった。まあ、エミリアのブリューナク+2丁拳銃からの跳弾で元は取れてる?気がするけど。全員2丁拳銃で跳弾跳弾跳弾跳弾跳弾とか画面が面白いことになりそうだなー。NO FUTURE

 ……何なのこのエンディングは… アセルスがまさかのオルロワージュ襲名、完全妖魔化… なんか高らかに「大奥作る」宣言してるしイルドゥンは呆れてどこかに消えたし…これでは白薔薇が報われなさすぎる…おかしいだろこの終わり方、とひどく後味が悪くなったものだからネットでアセルス編のエンディングについて検索してみたところ、どうやらアセルス編は分岐エンディングとのこと。本当に安心した。グッドエンディングを見たくば誘拐されたジーナを救えという話、あ、忘れてた…… 針の城に入る前のデータをロードしてやり直してみる。道中にいる巨人を倒した後に開けた穴、一体何なのかわからなかったけど、この穴から光が差し込むことで開く扉の存在に気付いた。小部屋に居た中ボスを倒すとジーナとの再開、おお、これでフラグが立ったぞ。

 さて、もう既に一度倒したし、セアト戦からはイルドゥンの塔とエミリアのDSCで瞬殺していくことにした(鬼畜アセルス様なのでしてよい)。セアトを倒した後の会話が微妙に変わった気がした。ゾズマのセアト惨め発言をアセルスはスルーしていたはずなんだけど、ジーナ救出ルートだとそれをアセルスが咎める、まだ人間らしさが残っていることの表れか。また、さっきは鎧をくれただけだったラスタバンも敵になって戦闘になった。まあ人間らしくてもDSCするがね…

 念願の半妖エンドは本当にいいはなしだった。ふたつのエンディングの温度の落差がすごい。今度プレイする時は難しい人間エンドを狙ってみようと思う。