○○○○バーグにLv1の商人を連れていくだけの簡単なお仕事です。○○○○の中にはご自由に命名どうぞ。

 世界史の授業のときに教師がチラっと「burg*1のドイツ語読みがブルク」であると口からこぼし、そのブルクというドイツ語からRPGの地名臭しか嗅げないヌルゲーマーであるぼくはそれを聞き逃さなかったのだ。聞き逃す訳にはいかなかった。

 その理屈でいくと、ドラクエ3○○○○バーグ(burg) は英語圏の地域だったかなあと思い、*2帰宅して早速ドラクエ3の世界地図と地球儀を照らし合わせてみたよ!

 googlemapでドラゴンクエスト3 そして伝説へ…を参照にすると、○○○○バーグは北アメリカの東の端、メキシコ湾岸にあるのでニューヨークかボストンかワシントンといったところでしょうか。バリバリ英語圏ですね!

 それにしても、よくぞあの時代の容量でここまで地球を再現したもんです。ロシアとアラスカの間は氷張ってたりとか。


 他の資料を探していた時に、衝撃的な読み物を見つけたので紹介するよ。世界地図は世界地図でも、ドラクエ3の世界は地球状ではないのだとか…!


「ゲームだから、ではない。なあ、こういう法則が成り立つドラクエ3の世界はどんな形をしていると思う。地球と同じように球だと思うか」
「え、球やろ」
「違うのだな。まず、四角い紙の左右を繋ぐ。すると筒ができるな」
 私は、メモなんかをとるために使っていたザラ半紙(なぜか私の家には昔からやたらとこの落書き用紙があった)を1枚とると、くるりと丸めた。太い円柱が出来る。
「これはつまり、東に進み続けると、西から出てくる、っていうことだ」
 一点に指を置いて、円柱の表面をぐるっと一回りさせてみる。
「わかる」
「よし。で、今度は筒の上の端へずっと進んでいく。どうなるかというと、下の端からでてくるわけだ」
 弟は、うなずいた。
「円柱の上下はつながっているんだ。つまりこの円柱を、これは紙だから出来ないが、ぐるっと丸めて、上の端と下の端を繋いだような世界だということだ。こうして出来るのは、ドーナツ型だ。トポロジーの言葉で、これをトーラスという」私はブルーバックスなどを愛読していたおかげでこのような言葉を知っているのだった。もっとも日常生活で使ったのは生まれて初めてである。

「…」
ピンと来ていないようだ。
「つまり、ドラゴンクエスト3で、我々が冒険している世界を、宇宙から見るとドーナツ型をしているのだ。そうでなければ、このマップは説明できん」
 昼夜がどうなっているかとか、太陽はどこにあるかとかの説明はなしである。どの道、呪文ひとつで昼夜が入れ替わってしまうような世界なのだ。問題ない。
「…そう、なるんかな」
「そうなるんだ。どうしてこの『ドラクエ3』の世界が地球と言えないかわかっただろう。いくら陸地の形が似ていても、ドーナツ型の世界など地球と言えるものか。所詮異次元。オトギバナシの世界なのだ。何が『アレフガルドの秘密』だ。おとぎ話の世界の成り立ちをおとぎ話で説明するようなものなのだ。ちゃんちゃらおかしい」

via: ドラクエの不思議

トーラス - Wikipedia

*1:都市 の意

*2:この時はまだ○○○○バーグがどこにあったか忘れていた